※本記事にはプロモーション(広告)が含まれます。
警備員を辞めたい。でも、本当に警備の仕事そのものを辞めるべきなのか、それとも今の現場や勤務形態が合っていないだけなのか。ここで迷う人は多いです。
夜勤や24時間勤務がきつい。機械警備の発報対応が合わない。施設警備の人間関係がしんどい。給料が割に合わない。こうした悩みが重なると「もう辞めるしかない」と考えやすくなります。ただ、悩みの原因が今の現場や会社にあるだけなら、辞めずに改善できる場合があります。
この記事では、警備員を辞めずに改善する具体的な方法、相談前に整理すべきこと、改善が難しいケースの見分け方までを整理しました。「辞めたいけど、まだ迷っている」という人は、勢いで退職を決める前に一度確認してみてください。
この記事でわかること
- 現場変更・夜勤調整・同業他社比較など、辞めずに改善する具体策
- 「警備業界が合わない」のか「今の働き方が合わない」のかの見分け方
- 改善が難しく、転職や退職を考えるべきサイン
警備員を辞めずに改善できるケースはある
警備員を辞めたい理由は人によって違います。ただし、悩みの原因が「警備業界そのもの」ではなく、今の働き方にある場合は、辞めずに改善できる可能性があります。次のようなケースが当てはまります。
- 警備の仕事自体は嫌いではない
- 今の現場だけが合わない
- 夜勤や24時間勤務がきつい
- 機械警備の発報対応が合わない
- 施設警備の人間関係がつらい
- 給料や手当への不満がある
- 会社は嫌いではないが配置が合わない
この場合、いきなり別業界へ転職する前に、警備業界内で働き方を変える選択肢があります。現場変更、勤務回数の調整、機械警備から施設警備への変更、同業他社への転職などです。大事なのは「警備員が合わない」のか「今の働き方が合わない」のかを分けて考えることです。ここを分けずに退職すると、次の仕事でも同じ悩みを繰り返す可能性があります。
まず辞めたい理由を分解する
辞めずに改善できるかどうかは、辞めたい理由を分解しないと判断できません。まずは、次のどれが一番大きい悩みなのかを整理しましょう。
| 悩み | 改善の方向性 |
|---|---|
| 夜勤・24時間勤務がきつい | 夜勤回数の調整、日勤中心の現場、勤務形態の変更 |
| 機械警備が合わない | 施設警備・常駐警備への変更、同業他社の比較 |
| 現場の人間関係がつらい | 現場変更、配置転換、相談先の確認 |
| 給料が安い | 資格手当、役職、同業他社、別職種との比較 |
| 仕事内容が合わない | 警備内の職種変更、別業界の検討 |
辞めたい理由が複数あっても、まずは一番つらいものを特定してください。夜勤が一番つらいのに給料だけを見て転職先を選ぶと、また夜勤で苦しむ可能性があります。人間関係がつらいだけなのに警備業界そのものを辞めると、経験を活かせる選択肢を狭めてしまうかもしれません。自分の悩みが「現場」「勤務時間」「会社」「警備業界そのもの」のどこにあるのか、まず紙に書き出してみることをおすすめします。
具体的な改善策6つ
1. 現場変更を相談する
警備の仕事は、同じ会社でも現場によって負担が大きく変わります。立哨が多い現場、巡回が多い現場、受付対応が多い現場、夜勤中心の現場、人間関係が重い現場などです。今の現場が合わないからといって、警備員そのものが合わないとは限りません。相談するときは、感情だけで伝えるより「続けるために現場変更を相談したい」と具体的に伝える方が、会社側も検討しやすくなります。
- 夜勤明けの疲労が抜けず、勤務に支障が出そう
- 現在の立哨時間が体力的に厳しい
- 家庭事情で夜勤回数を減らしたい
- 一人対応が続き、精神的な負担が大きい
ただし、人員状況や契約先の都合もあるため、必ず希望が通るとは限りません。希望を伝えたうえで、どこまで対応してもらえるかを確認しましょう。
2. 夜勤・24時間勤務の回数を調整する
夜勤や24時間勤務がつらい場合は、勤務回数の調整を相談する価値があります。明け休みが毎回寝て終わる、休日も疲れが抜けない、夜勤前になると気分が重くなる、集中力が落ちてミスが増えている。こうした状態が続いているなら、夜勤回数を見直すサインです。月の当直回数を減らす、連続勤務を避ける、日勤中心の現場を希望するなど、夜勤が完全になくならなくても回数を減らすだけで負担が変わる場合があります。夜勤のつらさについては警備員の24時間勤務がきつい理由|夜勤がつらい人の対処法と働き方の見直し方でも詳しく整理しています。
3. 機械警備から施設警備・常駐警備へ移る
機械警備には、いつ発報が入るかわからない、一人で判断する場面がある、待機中も気が休まりにくいといった独特の負担があります。この働き方が合わないからといって、警備員そのものが合わないとは限りません。決まった施設で働く施設警備・常駐警備なら、負担の種類が変わります。機械警備が合わないと感じている人は機械警備が合わない人の特徴|きつい理由と向いていない人の共通点もあわせて確認してみてください。
4. 人間関係が原因なら現場を変える
警備の現場は人数が少ないことも多く、人間関係の影響を受けやすい環境です。隊長や責任者と合わない、同僚との空気が悪い、相談しにくい雰囲気がある。この場合、別現場へ移ることで改善する可能性があります。相談するときは、特定の人を攻撃するより「自分が働き続けるうえで困っている事実」を伝える方が安全です。人間関係が原因で体調やメンタルに影響が出ている場合は、我慢しすぎず、社内の相談先だけでなく公的な相談窓口や医療機関の利用も検討してください。
5. 資格手当・役職・同業他社で収入を見直す
給料が理由で辞めたい場合も、いきなり別業界へ行く前に確認したいことがあります。資格手当はあるか、施設警備業務検定などの評価はあるか、隊長・副隊長などの役職手当はあるか、夜勤手当や当直手当の仕組みはどうなっているか、賞与や退職金はあるか。今の会社で昇給が見込めない場合でも、同業他社に移ることで条件が改善する可能性があります。ただし、月給の高さだけで判断するのは危険です。月給が高くても、夜勤や残業が多いだけの場合や、賞与・退職金が弱い場合もあります。給料の見方については警備員の給料は安い?平均年収の目安と収入を上げる方法で詳しく整理しています。
6. 同じ警備業界内で会社を変える
警備の仕事自体は嫌いではないが、今の会社や現場が合わない。この場合、別業界へ行く前に、同じ警備業界内で会社を変える選択肢もあります。基本給、夜勤手当、資格手当、賞与、現場の種類、教育体制は会社によって大きく違います。いきなり別業界へ転職するより、これまでの経験を活かしやすい分、現実的な選択になる場合があります。
会社に相談する前に整理しておくこと
現場変更や勤務調整を相談する前に、伝える内容を整理しておきましょう。感情のまま相談すると「ただ不満を言っている」と受け取られることがあります。次の項目をメモしておくと話しやすくなります。
- 今、一番困っていること
- いつから困っているか
- 仕事や生活にどんな影響が出ているか
- どんな改善を希望するか
- いつまでに改善したいか
例えば、次のような伝え方です。この例文はそのまま使うのではなく、自分の状況に合わせて言葉を差し替えてください。
今の勤務形態だと夜勤明けの疲労が抜けず、次の勤務にも影響が出そうで不安があります。退職をすぐ考えているわけではなく、できれば続けたいと思っています。夜勤回数を減らす、日勤中心の現場へ移るなど、働き方を相談できないでしょうか。
ポイントは、「辞めたい」だけで終わらせず「続けるためにどう改善できるか」を相談することです。
改善が難しいケースもある
ここまで、辞めずに改善する方法を整理してきました。ただし、すべてのケースで改善できるわけではありません。次のような場合は、転職や退職を本格的に考えるタイミングです。
- 相談してもまったく改善されない
- 夜勤や24時間勤務で体調を崩している
- 人間関係のストレスで出勤がつらい
- ミスが増えて事故につながりそうで怖い
- 何年働いても給料や待遇が改善しない
- 警備の仕事そのものに興味が持てない
辞めずに改善するか、転職するかの判断基準
迷ったら、次の基準で考えてみてください。
| 状況 | 考えたい選択肢 |
|---|---|
| 警備の仕事自体は嫌いではない | 現場変更・同業他社・勤務形態の調整 |
| 夜勤だけがつらい | 日勤中心の警備・夜勤回数の調整・別職種比較 |
| 機械警備が合わない | 施設警備・常駐警備・別会社の警備求人 |
| 今の会社だけが不満 | 同業他社の求人比較 |
| 警備そのものが合わない | ビルメン・ドライバー・工場など別職種 |
| 体調やメンタルに影響が出ている | 早めの相談・休養・転職や退職の検討 |
辞めることが悪いわけではありません。ただし、辞める前に改善できる選択肢を確認しておくと、後悔しにくくなります。「今の会社で改善できることは試した」「同業他社も見た」「別職種も比較した」。そこまで整理してから判断すれば、辞めるにしても納得感が出ます。
すぐ退職を決める前にやること
辞めたい気持ちが強いときほど、勢いで退職を決めたくなります。しかし、収入や次の仕事のことを考えると、できれば順番を守った方が安心です。
- 辞めたい理由を書き出す
- 改善できる悩みか、改善が難しい悩みか分ける
- 現場変更や勤務調整を相談できるか確認する
- 同業他社の求人を見て比較する
- 別職種の求人も見て比較する
- 転職活動を始める場合は在職中に進める
もちろん、体調やメンタルが限界に近い場合は、無理に在職しながら進める必要はありません。ただ、まだ判断できる余裕があるなら、先に選択肢を見てから決める方が安全です。退職前の準備については警備員を辞める前にやることリスト|退職準備と転職で後悔しない流れで詳しく整理しています。
別職種も比較しておく
辞めずに改善する方法を考える一方で、別職種も見ておくことは大切です。求人を見たからといって、すぐ転職しなければならないわけではありません。むしろ、他の選択肢を知ることで、今の警備員を続けるべきか判断しやすくなります。警備経験を活かしやすい仕事には、ビルメン・設備管理、ドライバー・配送、介護・福祉などがあります。転職先候補を広く知りたい人は警備員から転職しやすい仕事7選|経験を活かせる転職先と失敗しない選び方を参考にしてください。
今すぐ辞めるという意味ではありません。同業他社の条件や、経験を活かせる別職種の求人を見比べるだけでも、「今の会社が合わないのか、警備そのものが合わないのか」が見えやすくなります。登録・相談は無料です。
求人サービスの使い分けに迷う場合は警備員の転職サイト・求人サービスの選び方|悩み別の使い分け方で整理しています。
よくある質問
警備員を辞めずに働き方を改善できますか?
改善できる場合があります。現場変更、夜勤回数の調整、施設警備や日勤中心の警備への変更、同業他社への移動などが選択肢です。ただし会社の人員状況や現場の都合もあるため、必ず希望が通るとは限りません。
現場変更は相談してもいいですか?
相談して問題ありません。伝えるときは、現場や人への不満だけを言うのではなく「続けるために現場変更を相談したい」と伝える方が建設的です。体力面、家庭事情など具体的な理由を整理しておきましょう。
夜勤を減らしたいと相談するのは甘えですか?
甘えではありません。夜勤や24時間勤務は体力や生活リズムへの負担が大きい働き方です。明け休みが毎回寝て終わる、体調不良が続くなら、夜勤回数の調整や日勤中心の働き方を相談する価値があります。
続けるか転職するか迷ったらどう判断すればいいですか?
警備の仕事自体が嫌いではないなら、まず現場変更や同業他社を考えてもよいです。警備そのものが合わない、体調に影響が出ている、改善の見込みがない場合は、別職種への転職も検討しましょう。
同業他社へ移る方がいいこともありますか?
あります。同じ警備員でも、会社によって給料、手当、賞与、休日、現場の種類、教育体制は違います。警備の仕事自体は続けたいが今の会社が合わない場合は、同業他社を比較する価値があります。
相談しても現場変更が通らなかった場合はどうすればいいですか?
人員状況によっては、希望がすぐに通らないこともあります。その場合は、時期を改めて再相談する、同業他社の求人を並行して見ておく、といった形で選択肢を広げておくと、判断を急がずに済みます。
改善を相談したことが、その後の評価に響きませんか?
「辞めたい」ではなく「続けるために相談したい」という伝え方であれば、多くの場合はマイナスに働きません。むしろ、長く働く意思がある人材として受け止められることもあります。伝え方と、事前の理由整理が重要です。
まとめ|辞める前に、改善できる選択肢を確認しよう
警備員を辞めたいと思ったとき、すぐ退職だけを考える必要はありません。悩みの原因が警備業界そのものではなく、今の現場や勤務形態にあるなら、辞めずに改善できる可能性があります。現場変更、夜勤調整、機械警備から施設警備への変更、人間関係の相談、資格手当の確認、同業他社の比較、といった選択肢があります。
一方で、相談しても改善されない、体調やメンタルに影響が出ている、警備の仕事そのものが合わない場合は、転職や退職を考えることも必要です。大切なのは「辞めるか、我慢するか」の二択にしないことです。
警備員を続けることも、辞めることも、どちらも逃げではありません。自分の体力、生活、家族、将来に合う働き方を選ぶことが一番大切です。


コメント