※本記事にはプロモーション(広告)が含まれます。
警備員として働いていると、「給料が安い」「拘束時間のわりに割に合わない」と感じることがあります。夜勤や24時間勤務がある、責任もある、現場によっては人手不足で休みにくい。それなのに手取りを見るとそこまで多くない。こう感じると「このまま続けていいのか」「転職した方がいいのか」と迷いやすくなります。
結論から言うと、警備員の給料は一般的な給与水準と比べて高いとは言いにくいです。ただし、警備員の給料は一括りにできません。施設警備・機械警備・交通誘導、夜勤の有無、資格、会社規模、地域、雇用形態によってかなり差があります。
この記事では、警備員の給料が安いと感じる理由、平均年収の目安、収入を上げる方法、転職を考えるべきケースまでを整理しました。「給料だけで辞めるべきか迷っている」という人は、今の働き方を見直す判断材料にしてください。
この記事でわかること
- 警備員の平均年収の目安と、給料が安いと感じやすい構造的な理由
- 資格取得・会社選び・職種変更など、収入を上げる具体的な方法
- 警備員を続けるべきか、転職を考えるべきかの判断基準
警備員の給料は安い?平均年収の目安
まず、警備員の給料水準をざっくり確認しておきます。厚生労働省の職業情報提供サイトjob tagでは、施設警備員の平均年収は約350万円台、雑踏・交通誘導警備員は約330万円台とされています。一方、国税庁の民間給与実態統計調査では、給与所得者全体の平均給与は約480万円です。
単純に比べると、警備員の平均年収は給与所得者全体の平均より低めに見えます。ただし、この比較だけで判断するのは早いです。警備員の給料は、次の条件で大きく変わります。
- 施設警備か機械警備か交通誘導か
- 正社員か契約社員かアルバイトか
- 夜勤や24時間勤務があるか、資格手当や賞与があるか
- 都市部か地方か、大手か中小か
つまり、警備員の給料は「職種名」だけでは判断できません。大事なのは、年収の額面だけでなく、拘束時間・夜勤・休日・体力負担・将来性まで含めて見ることです。
給料が安いと感じる理由
拘束時間が長いから
特に24時間勤務や夜勤がある働き方では、職場にいる時間が長くなります。仮眠や休憩があっても家にいるわけではなく、何かあれば対応しなければならない状態で拘束されます。月給だけを見るとそこそこあるように見えても、時間単価で考えると「割に合わない」と感じやすくなります。給料を考えるときは、額面だけでなく「その給料を得るために何時間拘束されているか」を見る必要があります。
夜勤手当込みでようやく生活できる場合がある
日勤だけだとそこまで高くないが、夜勤や当直を入れることで手取りが増える。この場合、夜勤を減らすと収入が下がるため、体力的につらくても夜勤を外せなくなります。夜勤で稼ぐ働き方は短期的には有効ですが、体力や生活リズムに合わない場合、長く続けるほど負担が大きくなります。夜勤・24時間勤務そのもののつらさは警備員の24時間勤務がきつい理由|夜勤がつらい人の対処法と働き方の見直し方でも整理しています。
昇給幅が小さく、評価もされにくい
会社によっては、昇給があっても少額だったり、役職に就かないと大きく変わらなかったりします。加えて、警備員の仕事は「何も起きない状態を守る」仕事であるため、成果が見えにくく、責任やストレスのわりに評価されにくいと感じることがあります。特に機械警備では、深夜の発報対応や一人での判断など精神的な負担があるにもかかわらず、給料が大きく変わらないことも少なくありません。機械警備の精神的な負担については機械警備が合わない人の特徴|きつい理由と向いていない人の共通点でも整理しています。
給料は職種によって違う
施設警備
オフィスビル・商業施設・病院などに常駐して、出入管理・受付・巡回・防災対応を行う仕事です。比較的安定した働き方になりやすく、正社員や契約社員として働く人もいます。夜勤や当直の有無、防災センター業務の有無、資格手当で給料差が出ます。詳しくは施設警備はきつい?機械警備との違いと向き不向きを現場目線で解説で解説しています。
機械警備
警報装置が異常を感知したときに現場へ向かい、確認・対応する仕事です。夜勤や24時間勤務が多く、手当で収入が上がる場合がありますが、深夜対応や一人での判断など負担も大きくなります。詳しくは機械警備の仕事内容とは?巡回・警報対応・待機・機械トラブルのリアルで解説しています。
交通誘導・雑踏警備
道路工事や建築現場、イベント会場で人や車両を誘導する仕事です。未経験から始めやすく、日給制で働くケースも多いため、収入は働いた日数や天候の影響を受けやすくなります。短期的に働きやすい一方、安定収入や長期キャリアという点では会社選びが重要です。
給料を上げる方法
資格を取る、待遇の良い会社へ移る
施設警備業務検定、交通誘導警備業務検定、雑踏警備業務検定、警備員指導教育責任者、自衛消防技術認定、防災センター要員などの資格は、配置できる現場が増えたり資格手当がついたりする場合があります。資格を取れば必ず大幅に給料が上がるわけではありませんが、資格手当がある会社なら収入アップにつながりますし、転職時のアピール材料にもなります。特に施設警備で長く働くなら、防災センター業務や施設警備系の資格は検討する価値があります。
また、同じ警備員でも会社によって給料や待遇は違います。今の会社で昇給が見込めないなら、基本給・夜勤手当・資格手当・賞与・退職金・年間休日・配置先の種類を比較して、同業他社を見てみるのも選択肢です。求人票だけでは実態が分かりにくいこともあるため、口コミサービスで会社の評判を確認する方法もあります。
夜勤・当直を増やすという方法もある
短期的に収入を増やす方法として、夜勤や当直を増やすやり方もあります。夜勤手当や深夜割増がつくため、日勤だけより手取りが増えやすいです。ただし、睡眠リズムが崩れる、明け休みが回復だけで終わる、家族時間が減るといった負担が伴います。夜勤で稼ぐ方法は短期的には有効ですが、体調や家庭とのバランスを崩してまで続けるべきかは慎重に考えた方がいいでしょう。
職種を変える、ビルメン・設備管理へ転職する
警備業界内で職種を変えることでも、収入や働きやすさが変わる場合があります。交通誘導から施設警備へ移れば天候の影響を受けにくくなり、機械警備から施設警備へ移れば発報対応のプレッシャーが減るかもしれません。給料を上げたいなら、単に「警備を辞める」だけでなく、警備業界内でより条件の良い働き方を探す視点も大切です。
また、施設警備・機械警備の経験がある人はビルメン・設備管理への転職も候補になります。建物内の巡回、異常確認、報告業務に慣れているため、設備管理と相性が良い部分があります。第二種電気工事士、危険物乙4、二級ボイラー技士、第三種冷凍機械責任者などの資格を組み合わせることで、収入や選べる求人が広がる場合があります。もちろんビルメンも楽な仕事とは限らず、設備トラブルや宿直がある現場もありますが、警備経験を活かして別職種へ移りたい人には現実的な選択肢です。
続けるべきか、転職を考えるべきか
続けて収入を上げた方がいい人
警備の仕事自体が嫌いではない、夜勤やシフト勤務にある程度対応できる、資格取得に前向き、今の会社だけが合わないと感じている——こうした人は、いきなり別業界へ転職するより、警備業界内でより良い条件を探す方が現実的かもしれません。警備会社を変えるだけで、賞与・手当・休日・現場環境が改善することもあります。
転職を考えた方がいい人
夜勤や24時間勤務が体に合わない、給料を上げるには夜勤を増やすしかない、何年働いても昇給がほとんどない、責任やストレスのわりに給料が低いと感じる、家族時間や健康を優先したい。こうした人は、別の仕事を考えるタイミングです。転職を考えるときも、いきなり退職する必要はありません。まずは求人を見て、今の会社に残る場合と別の仕事へ移る場合を比較しましょう。
求人票は「月給」より中身を見る
収入を上げるにしても、別の仕事へ転職するにしても、求人票の見方が重要です。月給だけで判断すると入社後にギャップが出ることがあります。
| 見る項目 | 確認する理由 |
|---|---|
| 基本給 | 手当を除いた土台の収入を見るため |
| 固定残業代 | 残業込みの月給に見えていないか確認するため |
| 夜勤手当 | 夜勤を減らしたときの収入差を見るため |
| 賞与・退職金 | 年収と長期的な安心につながるため |
| 年間休日・勤務時間 | 拘束時間に対して給料が見合うか確認するため |
同じ月給でも、基本給が高い会社と、手当や残業で高く見せている会社では意味が違います。給料を上げたいときほど、月給の大きさだけに飛びつかないことが大切です。
登録・相談は無料です。今の給料が適正かどうかは、他の求人や会社の評判と比べてみるとわかりやすくなります。
警備経験を活かせる転職先は警備員から転職しやすい仕事7選|経験を活かせる転職先と失敗しない選び方で整理しています。
よくある質問
警備員の給料は本当に安いですか?
職種や会社によりますが、平均年収だけを見ると給与所得者全体の平均より低めに出ることがあります。ただし夜勤手当・資格手当・賞与・現場の種類によって差があり、拘束時間や休日も含めて判断する必要があります。
警備員で年収を上げるにはどうすればいいですか?
資格を取る、夜勤や当直を増やす、待遇の良い警備会社へ移る、ビルメン・設備管理へ転職するなどの方法があります。夜勤で収入を上げる方法は体力面の負担も大きいため、長く続けられるかを考えることが大切です。
警備員は正社員でも給料が上がりにくいですか?
会社によります。昇給制度や資格手当、役職手当、賞与がある会社なら上がる可能性があります。長く働くなら、昇給制度と手当の中身を確認しましょう。
夜勤をやめると警備員の給料は下がりますか?
夜勤手当や深夜割増がなくなるため、手取りが下がる可能性があります。ただし生活リズムや体調、家族時間が改善する場合もあり、収入だけでなく働き方全体で考えることが大切です。
給料が不満なら警備員を辞めた方がいいですか?
すぐに辞める必要はありません。今の会社で昇給や配置変更の余地があるか、同業他社で条件が良い求人があるか、別業界で警備経験を活かせる仕事があるかを比較してから判断する方が後悔しにくいです。
資格を取れば必ず給料は上がりますか?
必ずではありません。資格手当の有無や金額は会社によって違います。取得前に、その資格に手当がつくか、配置に反映されるかを確認しておくと、期待とのズレを防げます。
施設警備・機械警備・交通誘導で給料に差はありますか?
あります。夜勤や当直の有無、資格手当、雇用形態によって差が出ます。一般的に機械警備は夜勤手当で収入が上がりやすい一方、負担も大きくなる傾向があります。
大手警備会社の方が給料は高いですか?
一概には言えません。大手は福利厚生や賞与が安定している傾向はありますが、現場や地域によって差があります。会社規模だけでなく、実際の求人条件を比較することが大切です。
まとめ|年収だけでなく働き方とセットで考える
警備員の給料は、一般的な給与水準と比べると高いとは言いにくい面があります。ただし、施設警備・機械警備・交通誘導、夜勤の有無、資格、会社規模によって収入は大きく変わります。拘束時間の長さ、夜勤手当込みでの生活、昇給幅の小ささ、評価されにくさが重なると「割に合わない」と感じやすくなります。
収入を上げたいなら、資格を取る、待遇の良い会社へ移る、警備業界内で職種を変える、ビルメンなど別職種へ転職する方法があります。ただし、夜勤や残業で無理に収入を増やす方法が、自分に合っているとは限りません。
大切なのは、年収だけでなく勤務時間・休日・体力・家族時間・将来性まで含めて考えることです。まずは今の働き方と他の選択肢を比較してみてください。


コメント